2014-01-01から1年間の記事一覧

今年の寒さは画期的なもの!?

冷凍庫の中の嬬恋 (12/28) 寒さも極まった?今朝の高原・嬬恋村。まるで巨大冷凍庫の中に入ったみたいだ。我家に近い万座・鹿沢駅近くの計測器は今朝6時で−12℃。北軽井沢に近い知人の山荘は昨夜の内に−17℃と言って備えていました。でも、でも気象庁の観測…

冬の薪割作業

『薪は三度、人を暖める』と言う。 趣味で薪を作っていると薪割作業もけっこう楽しいが、それも量が増えるとシンドイ。 と言う訳で強力な支援者、薪割機くんを導入した。軽トラック一台分の薪も2時間たらずで終了。やっぱり便利、最新の利器。でもちょっと残…

ひと月早い?雪の中で。

縁起もの、極寒の洗礼 年末年始に飾ることが多いナンテン(南天)も、嬬恋ではこの辺(標高750m)で生育の北限に近いとされ、家の南側、軒先で育てられる。 ご近所の家の南天は、今朝−5℃になって雪と北風の洗礼を受けたけれど、凍結しながら朱くっきり。 「…

国定忠治と「忠治の隠れ岩」

池の平の「忠治の隠れ岩」とは? 師走の時代劇といえば忠臣蔵が定番であったが、国定忠治の人気も根強いと聞く。群馬で一番知名度高いかも知れないのに、忠治の舞台を全面に出せないから、昨今の群馬の知名度、イメージも低迷している、かな(?)。 群馬で…

高原野菜を支える開拓民

異国の地の敗戦、開拓民の「望郷の鐘」 先の戦争から来年で70年目になる。最近、機会があって軽井沢町の公民館で地方初上映された満州引揚者を扱った映画「望郷の鐘」を観た。 満州へ開拓民として渡った僧侶兼教師一家が長野県の寒村から行った一団とともに…

林の管理、冬の作業

薪を作る。冬につくる。 (12/8) ここ3年あまり、葉が落ちた冬の樹木の伐採、そして裁断作業を趣味(?)でやっている。春になってその原木を使って椎茸やナメコ茸栽培を楽しむために。 でも、根元の太過ぎる部分や細い部分は薪に利用する。自分の家では薪…

閑話休題 友人の作品紙上展!?

自力自開、女性の生き方 私とあまり世代が違わないけれど、ほぼ毎月くらいに山荘にやってくる友人S氏は、東京育ちだで宝石のデザイナーを生業とするが大の自然好きだから、嬬恋の自然や文化について良くお話をする。デザイナーと言っても特別、自慢もしない…

周囲の山もすっかり白くなって (28日の高原)

冬は山から降りてくる。 嬬恋の高原を取り巻く白根山、四阿山、そして浅間山。昨日までの雨ですっかり白くなった。三山が白くなる時までに冬支度をしておけ、と昔おばあさんに言われて間もなく里にも雪が舞った気がする。高原は冬に入るんだ、と思いながら今…

天狗の麦飯は浅間にもあった!?

「天狗の麦飯」は絶滅危惧状態だったんだ! 地中に奇妙な食べる砂がある、と嬬恋山中に案内されたのは30年ほど前で、それは修験者が山岳修行中にミネラルの補給にたべたものだ、と教えられた。 最近、K国立大の研究室によってなされたその実態調査書を目にし…

長篠の戦いが終わって武将は出家した・・・

戦乱の世に、苦悩する侍・さまよう僧侶 縁があって、10月に長篠の合戦の舞台となった愛知県の新城市を訪れる機会ができた。武田軍には群馬の武将もたくさん参戦していたが、死者、負傷者も多かった。 これは嬬恋・応桑地域の菩提寺・常林寺の第5代の住職に…

浅間山、三度目の雪

浅間山、観音さまにも白ベール (11/19) 浅間山の北麓から眺める浅間の山系は、その優美な稜線から地元の人が昔から観音さまの寝姿と言ってきた。 この山に三度雪が降ると里にも雪が降ると言われている。そして、18日の未明に三度目の雪化粧となった。観音…

自然の中で暮らす

田舎暮らしアドバイザーに最適!? 転入夫婦の新蕎麦を楽しむ! 都会から嬬恋の別荘地に永住して8年になるという団塊世代のFさん夫婦に招かれて今日9日は三家族で手摘み収穫した新そば昼食会。こだわり夫婦の育てた食材を囲んで蕎麦も格別の味に我家も大満…

江戸〜明治、博徒で名高い群馬、嬬恋の寅五郎

「田代一家」 賭博の組頭、寅五郎の話 江戸から明治にかけて、群馬(上州)の博打うち徒、やくざは全国に名が知れていたという。短気な気質のうえ、鼻っぱしが強く、威勢がいいというのも、群馬の風土かもしれないが、吾妻地方は静かな方だった。わずかに嬬…

キノコ(椎茸)の世界

成長には「きっかけ」が必要だ!キノコの話だけど・・・。 昔ながらのミズナラの木に椎茸を栽培(今は原木栽培方法)をしていますが、発生時期になるといつも不思議なことがある。出芽のシーズンになっても発生しない原木もあるから私は木口をハンマーで軽く…

鳥が運ぶ種、ウメモドキ・・・

庭木として人気のウメモドキ、生け花で人気のツルウメモドキ ウメモドキ(梅擬)という木の、透けるような赤い実が好きで友人の山荘を今年も今頃に訪れる。花言葉に「明朗・知恵・深い愛情」とあって庭木としても人気がある木。果実は霜があたって珠玉となる…

今年の紅葉はいつもよりキレイ!

紅葉の話をすると皆さん、今年はキレイ!と言うので道横の紅葉を撮りました。 25日の鹿沢発電所道路沿いです。紅と黄色の発色がいいのかも。

真田幸村、大阪城入城から400年

和歌山県九度山から大阪城へ、 戦うことが生きることとは言え、戦国武将真田幸村が故郷信州上田に滞在できた期間は意外と短い。一番長かったのが関ヶ原の戦いの敗戦後に配流された九度山の14年間だった、というのも不思議と言えば不思議で、その14年間の生活…

明治末、浅間山噴火被災者の記録

浅間山噴火に遭遇した田山花袋の記録 2年前に私も御嶽山に登ったから、今回の火山災害は色々と考えることが多い。 亡くなられた多くの方々のご冥福を心からお祈り申し上げたいと思う。 さて、わが村に聳える浅間山、最近は静穏期と言われますが、明治後期か…

桜の木とナメコ の相性

なめこは2種類、食べるなら「原木なめこ」だ!? (10/9) 趣味のキノコ栽培。朝夕が寒くなってきたから今週からナメコが発生して、今日から収穫に。 栽培しているのは桜の木(原木)に植えたナメコだけれど、原木で栽培しているナメコは出荷する時は「原木…

昔も今も、季節のアケビ

ふる里を遠く離れている友人たちに。 嬬恋の山野に季節は巡り、日々紅葉も進んでいる。この土地に育った人には色で感じる故郷もたくさんあると思うけれど、懐かしいこの色を楽しんで欲しい。 最近、フェイスブックのアケビの写真をいくつか見て、ちょっと懐…

山野のレッドカード? 蔦漆

季節の入れ替え 久しぶりにフィールドを歩くと、やはり秋は予想外に早い気がした。 すでに木通(あけび)が終わりを迎え、早い栗が落ち始めていた。 樹木に巻き付いた蔦漆(ツタウルシ)はいつも一番先に真っ赤になってこの時だけ目立っている。季節の入れ替え…

「戦争を知らない子供たち」世代だけれども。

友の書を読む 還暦を境に新しい生き方に充実を目指す友達が出版した2作目、「秋水の夏」をゆっくり読んだ。 戦争を題材にしたわりに、処女作ほどの血生臭さが無いし、銃撃戦も出てこないけれど、追い詰められて狂気化する特務隊の緊迫感が戦争の中にいること…

不思議、榧の木と彼岸花

榧の木は何故増えないのか? 彼岸花はどうやって増えたのか? 前回に榧(カヤ)の木が絶滅しそうだと言うから驚きつつ書いたけれど、でも考えてみると私はいつも沢山のアーモンドのような榧の種子を採っていて、こんなに毎年、種子が実るのに何故自然に増え…

榧の木、実が落ち始めました。

絶滅の危機か、榧の木! 庭木にお勧め! 家の庭に榧(カヤ)の木を植えて15年。3本の榧は今年も実が付き、種子がはじけて落ちだした。でもあまりにも成長が遅くて、幹は径2センチほどで樹高1mにすぎない。この木は1000年生きると言われますが、用材として1m…

ランドマーク 槍ヶ岳と浅間山

混み合う連休の上高地から槍ヶ岳へ! (9/13〜15) アルプス事情には関係なく友人がこの連休に槍ヶ岳の山小屋を予約したと言うので驚き心配もしたが、一度、その人気ぶりを観たい気もあって一緒に遠征した。槍沢ロッジも槍ヶ岳山荘も定員をはるかに超えて通…

ハナレザル、狂暴化する!

サル騒動、一匹のサルに被害者続出!・・・。 群れから離れたサル一匹が私の住む集落を徘徊している話題を9月初めごろに聞いたが、それから間もなくして5日の日に近所の人5人が襲われた。6日も起こり、7日には3名がケガをして1名は腕を噛まれて救急車で搬送…

閑話休題 9月2日、さわやかな故郷

雨、曇りの続く最近の天気。2日の日だけ晴れたので、なんとなく写してみた我が集落。 まだ夏が終わりを迎えていないんだ、と少し気を良くした高地の朝です。 この日は偶然にも、浅間高原の「ベルエールの森」で初対面のご夫婦などと6人でテニスです、還暦…

9月1日、防災の日 小串鉱山その悲惨な災害

小串硫黄鉱山の山津波大災害は硫黄にも火が付いた・・・今日から9月。広島県の土砂災害、長野県南木曽町などの大きな災害の中で防災の日を迎えた。お見舞いの気持ちしか言えなくてもどかしいが、ここは脚下照顧。山津波に襲われた嬬恋の小串鉱山の様子を村…

消えた 雲上のまち 小串鉱山

眠れる遺産に高まる期待、雲上のまち小串鉱山! (下の写真は竹田城址、写真は朝来市観光協会HPより) 兵庫県にある竹田城は今、大ブームで連日の混み合いだと言う。一度行きたい所だったが躊躇している。なにしろ僅か6年前は年間33,000人程度の来訪者だった…

秋を告げる花

秋はそこまで (8/23) お盆を過ぎて最初に人家の里山に咲くナツズイセン(夏水仙)があちこちに咲き出した。すぐ近所の家は夫婦が去って誰もいなくなったけれど、今年も庭にいっぱい咲いた。 彼岸花やキツネノカミソリ(狐の剃刀)の仲間だけれど、花がと…