「愛の始まる樹」の丘

ヤドリギ実って婚活?・・・『愛の始まる丘』の樹、浅間牧場です。



澄みわたる青空だったから散歩コースを変えて浅間牧場にでかけると、高台には紅葉した浅間高原を楽しむ人が昨日はたくさんいました。丘の途中に残されているミズナラの巨木(昔、日本で最初のカラー映画に登場したスター樹です)もすっかり秋色に変わっていました。近づくと、いくつものヤドリギが着生していて黄色の実を着けていて歳月を重ねた風格と品格が宿っているような木になりました。

人々を優しく見守るような巨木にいくつも着生したヤドリギ・・・欧米ではクリスマスの日にはヤドリギを飾り、その下で出会った男女はキスしてもよい・・・という風習が
残されていて、拒否は縁起が悪くて翌年は結婚できないとまでささやかれてきたと言うので婚活のない時代、それはとてもワクワクする出会いのイベントだったんでしょうね。
キャベツを食用野菜に最初に栽培したと言うケルト民族は、ヤドリギもまた一族の特別な樹とされ、幸福・安全・幸運をもたらす木でしたから、飾られたヤドリギの下で男性は女性にキスをしてもよいと言う出会いの婚活ウイークを設けて子孫の繁栄に繋げたのでしょうか。

※浅間牧場のミズナラ(写真下)は「カルメンの木」として案内されています。そしてヤドリギの実は枯葉の落ちたミズナラの樹にオレンジ色になってクリスマスを迎えます。