閑話休題 友人の作品紙上展!?

自力自開、女性の生き方





私とあまり世代が違わないけれど、ほぼ毎月くらいに山荘にやってくる友人S氏は、東京育ちだで宝石のデザイナーを生業とするが大の自然好きだから、嬬恋の自然や文化について良くお話をする。デザイナーと言っても特別、自慢もしないから私が興味本位に時々話を伺うことの方が多いかもしれない。それも幾度か重なって、先日 友人がデザインしたジェリーを持ってきて見せてくれた。緻密なデザインに驚いてしまった。でも、宝石に全く不案内な私には素晴らしい!と思ってもその価値を知らないから猫に小判の世界だ。そこで、ここは関心ある人、ジュエリーに明るい人達に写真で見て頂こうと思い立った、目の保養のために。(本人了解済み)

写真を観てもどんな人がデザインしているのか、きっと関心を持つでしょうからちょっと紹介しておきたい。彼女は国際線客室乗務員を経てパリに10年余り住み、世界のダイヤモンドを動かしているベルギーの宝石学校(HRD)でダイヤモンド鑑定士を日本人で初めて取得。(今は殆どアメリカで資格を取る人が多いと聞く)デザインはパリの宝飾専門学校(デザイン界では超名門だそうですが)で学んだ後、独立。東京をメインに数々の個展をしていますが、最近は高原の草花をモチーフにしたデザインを考案中だと話していた。写真の大きなジュエリーは家族の〈運〉や〈幸福〉を招き護るファミリー・ジュエリーという発想のデザインだと説明してくれたが、これを観ていて私は、自力自開で生きてきた一人の女性の夢が凝縮され結晶しているように思えた。

※写真一番下の金の指輪とブレスレッドは有名なゾロタスの製品です。