鳥が運ぶ種、ウメモドキ・・・

庭木として人気のウメモドキ、生け花で人気のツルウメモドキ



ウメモドキ(梅擬)という木の、透けるような赤い実が好きで友人の山荘を今年も今頃に訪れる。花言葉に「明朗・知恵・深い愛情」とあって庭木としても人気がある木。果実は霜があたって珠玉となるから見ごたえもあります。でも、似て非なるもの、モドキとは命名不足な印象です。 調べてみると漢名には「落霜紅」とあり、なんとも素晴らしい名を冠していました、これ、ここの高原気候にぴったりの名前です。
また、「ラジオ深夜便誕生日の花と短歌」の中にある鳥海昭子さんの歌もとてもしっくりして晩秋感があります。

「 つぶらなる 赤き実の照るウメモドキ さわやかにして神無月ゆく 」

ツルウメモドキ(蔓梅擬)は別名ツルモドキ(蔓擬)とも表現されていますが、オレンジが綺麗で、リース作りにも人気があるようです。でもこちらも種だけでは発芽しにくく、鳥に食されて鳥のお腹を経て発芽しやすいと言われています。友人の庭には野鳥の餌台が置かれていて、きょうもいっぱい小鳥がやって来ました。ウメモドキは野鳥を呼ぶ木でもあるんですね。 (写真は27日撮影)