三文の徳?早朝散歩してみました

早起きして高原を歩く



さすがに立冬も過ぎると気候も安定し空気も澄み出したが、今年は紅葉が遅れぎみなので早朝の散歩もいつもと違った趣があります。この一週間早起きして色々な所を歩いてみました。
写真①は時々行く浅間牧場です。このシーズンは日本鹿によく出会いました。また牧草もまだ青々しているので牛さんたちが牧草を食べる姿に出会ったりして早朝は動物にたくさん出会います。写真下はバラギ湖と四阿山ですが、風のないバラギ湖は本当に穏やかで紅葉した四阿山と相性がいい感じです。写真②は私が住む集落でスーパームーンから2日後です。払暁という言葉を実感するのもこのシーズンでしょうか。

「早起きは三文の徳(得)」・・・三文ってどの位のもの?

ごく僅かな徳があるという早起きですが、三文ってどれほどの額なのか気になって調べてみると、江戸時代の安定した1800年代前期あたりで1文が40円前後のようですから早起きは120円ばかりの価値ということに。なので、積み上げないと徳も備わらないってことなんですよね。
ところで、この時代に栄えていた嬬恋の宿場「大笹宿」から今の軽井沢・沓掛まで5里半を馬に乗ってタクシーのように利用すると204文が料金として決められていたようです(上田までも同じ料金でした)。今なら8160円。な〜るほど、今のタクシー代に近いですね。また宿場では旅人用に草鞋(わらじ)がたくさん用意されていたでしょうから草鞋をみると2足で80円。安い例えで言われる『二足三文』がわかりました。そういえば三文役者とか三文小説とかいうのもありましたが。