不思議、榧の木と彼岸花

榧の木は何故増えないのか? 彼岸花はどうやって増えたのか?


前回に榧(カヤ)の木が絶滅しそうだと言うから驚きつつ書いたけれど、でも考えてみると私はいつも沢山のアーモンドのような榧の種子を採っていて、こんなに毎年、種子が実るのに何故自然に増えないのか、やっぱり不思議さが残っている。先日は伐採ばかりで植林しないから増えない、なんて書いたけれど・・・。
でも、こちらも不思議な彼岸花
この花は中国から昔入ったといわれる外来種だけれど、種子がない「三倍体」植物。キレイな花は咲くけれど、種子が付かない、だから根で増えるしかないと言うことだが、・・・種が無い植物が、中国から持ち込まれた数株から1300年前後で日本中に咲くなんてとても信じがたい。 彼岸花曼珠沙華という仏教的な名前もあるから、仏教の普及とともに全国に広まったと言うことでしょうか。
今日23日はお彼岸の中日。彼岸花はこの前後に全国一斉に咲くというのも不思議と言えば不思議。正確に日照時間を刻んでいると言うことかもしれない。
ただ、今はすっかり日本の花、日本の風土に馴染んでいてお彼岸そのものって感じの花であり、この季節を代表する花。不思議だが、榧の木も彼岸花も一度根付くととても強い。