2013-01-01から1年間の記事一覧

嬬恋学? サロン楽習会で地域を知る集い

地域を知る、お茶のみサロン楽習会(5/15) 嬬恋村の浅間高原エリアに居住する人は500人とも600人とも言われていますが、特別な行政区らしきものもないので当然、互いに知らない方が多い地区です。この春、高原の一角で貸別荘「ルネス軽井沢」を営んでいる…

自然の中の山荘

別荘地、それぞれの滞在 嬬恋村の別荘建物は今、9,000軒近い棟数になるといわれる。 毎月、都心から嬬恋版画教室にやってくるEさんは、浅間山にごく近いスズラン台に山荘を持っている。趣味の鉄道の話をするとき、いつも嬉しそうだ。作品だってほとんどSL。…

雪山讃歌の宿が新しく

湯の丸山の麓で湯守、番所守する一軒家の更新 文化財の調査、研究などで良くお世話になっている旧鹿沢温泉・紅葉館は、山の中の一軒家だ。といっても周囲が林に囲まれたという感じではなく明るい。明治2年に創業し、源泉を三本所有しているが、館の横には丁…

新しい住民?…野鳥ですが。

カルガモの住む村(5/2) 早朝のウォーキングを続けていると、季節、季節ごとに出会うものがある。 家から川沿いに進むと、2週ほど前から時々目にしていたカルガモ夫婦に今朝もいき合った。ここ何年か、今頃から見かけているから、毎年この頃から近くに定…

身近に残った癒しの森

春の吾妻渓谷を歩く (4/30) いつもは通過するだけで散策することの少ない吾妻渓谷をじっくり歩く機会があって参加した。案内は地元の大ベテランの講師だったから、とてもよい勉強になった。なによりも若々しい新緑の薫風の中を歩くのが気持ち良い。前半は真…

賑わう益子陶器市へ

30年ぶりの益子陶器市 連休前半、中日の日、天気も良いので、前日のニュースでやっていた益子の「春の陶器市」へ渋滞覚悟で遠征。やっぱり市内は大渋滞でやっと、駐車場に入れたが、およそ30年ぶりに訪れた益子陶器市は、比べ物にならないほど店舗も多く、原…

ヒカゲツツジの早春

日陰の身だけれど、早く咲くツツジ! 庭の半日陰に植えられたヒカゲツツジ(日陰躑躅)は、いつもとあまり変わりなく先週から咲きだした。ツツジの中では先駆けて咲く。淡黄色の控えめで柔らかそうな花は地味だが、少し品がある。でも早咲きゆえに、その後の雪…

浅間鬼押出し園の寛永寺文化財

鬼押出し園に何故? 上野寛永寺別当院設置の因果! 観光地として鬼押出し園に入ると、噴煙の浅間山を見て安全祈願するのに観音堂はありがたいと思う。でもこの観音堂が上野寛永寺の別当院だと聞くと、いささか不思議な気がする。何故って、上野東叡山寛永寺…

春を告げる花の声を聴く

春の一瞬の花 家の近くの落葉樹の疎林下に、今年も咲いたアズマイチゲ(東一華)。一茎に一輪咲くこの花は毎年、その清楚で端正な姿に引き止められる。雪解けを待ってスッと伸びてこの早春に咲き、木々が葉を開くころには地上から消えて、また一年後に再会を…

疲れるよ、薪の運搬 !

趣味のキノコ栽培用原木&薪づくり 冬の間に山の斜面のサクラとミズナラを伐採した。今年植える椎茸やナメコの原木用だけれど、寒さや、降雪があったりして片づけも今頃になった。趣味でやっているから、途中で他の遊びや用事でついつい後回しにしてきたが、…

絶滅危惧植物と言われて咲く

ほんとに、久しぶりのオキナ草 伐採した樹木の片づけ作業が終わって休憩したところに、一株のオキナグサ(翁草)があり咲き始めていた。「昔は草地のいたる所にあった」と言われる花に出会うと、一寸、自分が浦島太郎にでもなったような気持ちになったが、それ…

大笹街道(仁礼街道)の道しるべ

街道の道しるべ百番供養塔の春 村から上田市へ通じるR144号線の峠、鳥井峠を今のように車が通行できるようになったのは、昭和初期の戸部彪平村長の功績によるところが大きいが、それ以前の仁礼街道(大笹街道)はもう少し山側にあった。すでに道肩は形を留めな…

原始的な赤い花を付ける樹木

花びらの無い赤い花、フサザクラ咲く! 周囲にまだ葉が無いこのシーズンに赤い花を総(ふさ)のように下げて咲いているフサザクラ(総桜)に出会った。その鮮烈さにファンも多いと言うこの木に出会うと、やはり感動する。さくらと言うネーミングが付いているが桜…

関東、最上流の村の新しい湧水場!

四阿山系の湧水場「音無しの水」(仮称)ができた! これまでもR144から干俣地区に登る道路沿い湧水「干俣の清水」があって、好評でしたが、道路沿いのために遠慮した人も少なくありませんでした。ところがつい最近、その上流の干俣神社境内を流れる音無川の豊…

真っ先に咲く香木

ダンコウバイが満開! 先週から一斉に開花を迎えたダンコウバイ(檀香梅)が目立つようになりました。この時期に目立つのと、紅葉の時に葉が黄色くなって年2回、存在感がある木です。一応、香木なので、葉や幹が良い匂いがする。地元ではチシャの木、他では…

興味尽きない古代!

宮大工棟梁・西岡常一が教える木の世界 昨年、縁あって奈良の出身だと言う女性に出合い、つかの間でしたが奈良の古代の話で盛り上がった。万座日進館の市村さんの奥さんだ。市村婦人は法隆寺を庭のようにして遊んで育ったというお話を伺い、私は法隆寺の宮大…

浅間・嬬恋村の地震

震災・忘れないために… 2年が過ぎた3・11。一週間が過ぎてTVや新聞の特集がサッと消えたようになるのは仕方ないけれど、被災者たちが「あの日を忘れない…」そして、忘れないで欲しいと言っていた声が残った。 私は、それを聞きながら、この嬬恋村にあった直下…

黒斑山に登る

浅間山を拝す! この一年、時々、自然案内もしています。私的にはエコ・ウォーク散策でしょうか。二日前に嬬恋村が大好きだと言う大学生を黒斑山へ案内した。嬬恋に生まれながら、初めてここに来たというK君は、くっきり浮かび並ぶ北アルプスを見て、素晴ら…

四阿山の不思議な的岩

自然の遺跡か、冬の的岩 晴れた青空なのに強い風の日だったので、久しぶりに四阿山(あずまやさん)の麓にある国の天然記念物・的岩(1,780m)へ行った。 冬の的岩は、葉に隠れるグリーンシーズンと違って、圧倒的な存在感があって凄いけれど、それだけではなく…

山藤の生きる力!

遠くへ種を飛ばす山藤の知恵! 野山を散歩していて、植物の知恵と賢さに感心することが多い。 この2、3日の温かさで山藤の実がバシッと音を立てて鞘を弾いているところに出会いました。2月の終わりの暖かい日にも沢山落下して路面に落ちていたのですが、確実…

春が来るのを喜ぶ木の芽たち!

バンザ―イ!春が来るぞー! 暖かくなって、皆さんの春を感じる近況が増えてきて気持ちまで軽くなることが多くなりました。 陽気に誘われて万座の温泉に行ったら、可愛らしい木の芽を見つけました。雪深い林の中で「ワーイ!春が来るぞっ、バンザーイ!」って…

嬬恋村に自生するゴミシをお茶で!

ゴミシ茶を飲む! 秋に収穫したチョウセンゴミシの実が乾燥したらずいぶん量が少なくなった、と思ったら毎日ツグミがやってきて食べていました。無くならないうちに先日からゴミシ茶にして飲みだした。 ゴミシは嬬恋や東北、北海道の高地に分布するほか韓国…

別荘地内の居住者とワイワイ学習会!

28日、〈出前講座〉しました! 昨年の春に浅間高原に永住されたYさんは、ご自分で千葉村別荘地の住人、と言っているのですが、縁あって私のブログもよく見て頂いています。先月、ご近所の皆さんで、村のお話を聞きたいと相談を受け、そして今日、皆さんでお…

旧 六合村の山里でワラ草履づくり体験!

六合村地区で平草履づくり教室に参加、楽しかった!小春日和のような27日、南面の山里の旧六合村入山にある「よってがねえ館」会場。高台にあるので浅間山が正面に見えて気持ちいい施設でしたが、それ以上に指導してくれたおばちゃんたちの手際よさと、楽し…

鬼押出し園の燈籠はすごい?

鬼押しの厄除けのため?上野から何故、霊廟燈籠が来たのか。 地元にいると、めったに行かない鬼押出し園。1951年に正式に開園した鬼押出し園は、創設した近江商人の堤康次郎氏の様々な仕掛けが残っている。惣門ではない方から進むと、高さ2m50㎝くらいあ…

農村の絆を深めた茅刈り

絆について 震災からもうすぐ2年。人と人や地域との絆について、すこし考えた。 画家松山治樹氏から戴いた古民家の画の、茅葺きの屋根を見ながら当時はどういう風に近隣の人が係ったのか釈然としないので、古老たちの記録を探したら、干俣地区の記録があり…

スノーシューウォーキング、四阿山麓へ

スノーシューウォーキング、マザーツリーに会いに行く!3月になったら見に行こうと思っていた吾妻山も万座川に近い原生林の中にある「マザーツリー」。好天のチャンスに恵まれてスノーシューで会いに行ってきた。比較的平坦な道は夏と違って見通し良く、しか…

白銀の元白根山と万座温泉

見慣れた風景が新鮮に! 出不精になりやすい2月だけれど、機会に恵まれて日曜日、本白根山(2,171m)を巡るスノーシューツアーに参加した。千葉からきた山のグループに付き添ったが、同世代も多く楽しく歩いた。朝のうちは強い風があった天気も、雲も晴れて気…

ちょっと、烏帽子岳へ

眺望の烏帽子岳へ (下の写真は四阿山、菅平方面) バレンタインの恵みの天候に合わせて、昼近くに烏帽子岳(2,065m)にチャレンジ。このところお世話になって調子いいスノーシューで登る。と言っても烏帽子岳と湯の丸山の鞍部までは2時間ばかりのほとんど…

嬬戀村その農業の原点とは

☆ 忘れないために あの震災からまもなく2年。風化を綴る記事も目につくようになった。 一方で忘れないために記録を残したり、イベントや、街づくり、モニュメント等も作られて未来に繋がる想いが形になりつつある気がする。 わが農村嬬戀村が忘れてはならな…