自然の中の山荘

別荘地、それぞれの滞在

嬬恋村の別荘建物は今、9,000軒近い棟数になるといわれる。
毎月、都心から嬬恋版画教室にやってくるEさんは、浅間山にごく近いスズラン台に山荘を持っている。趣味の鉄道の話をするとき、いつも嬉しそうだ。作品だってほとんどSL。小さい時から鉄道が大好きで、就職も国鉄、つまり今のJR東日本にいる。教室で鉄道の話をたくさん聞くので、この連休に山荘に案内して頂いたら、びっくり。奥さんが大の美人、と言うことではなく、地下室にある10年かけて作っていると言う鉄道のジオラマのこと。3周3路線に複数の列車をコントロールし、駅にはアナウンスが流れ、数台の運行スケジュールを操る。車輛の解説もいっぱい聞いたが、マニアックで思いだせない。いや、歳のせいで忘れた。それだけではなく居間の方には列車の模型や雑誌。さらにJRマン、本物の列車のパーツがいたるところに飾ってある。趣味の山荘に、もはや脱帽・閉口した。鉄道好きの少年は大人になっても鉄道の話に眼を輝かせて熱い。こういう人生も山荘もOKだ。 (写真は山荘のジオラマ