山岳古道から訪ねる信仰の山、四阿山

8/11日 「山の日」に四阿山へ歴史ロマン・トレッキング


11日の「山の日」、嬬恋村観光商工課主催のイベント四阿山(あずまやさん)登山の案内をしました。前回6/28日に続いて2回目。
鳥井峠から入って駐車場から登る登山道には道沿いに多くの祠、社(やしろ)を見かけますが、普段はそれらに触れることも無く登り、案内されることも少ないまま通過しています。百名山の選定時に深田久弥氏はその選定に山の〈品格・歴史・個性〉を挙げましたが山岳信仰、修験修行で栄えた四阿山はその歴史を知るともっと魅力が増す山です。そこで大河ドラマ真田丸」放映に合わせて、単なる登山ではなく歴史浪漫を感じて頂く案内が今回のテーマです。

山岳信仰の山としての四阿山はどんな信仰の歴史があったのか、戦国時代にはなぜ真田一族の支配する山となったのか、修験道の隆盛とその顛末、山腹の中社「華童子の宮」でなにがあったのか。山頂にはなぜ二つの社があるのか、そして南面に位する登山道が山岳古道としてどんな意味があるのか、などお話しし推測しながらの山行です。今回は2度目で総勢約30人ほどでしたが、皆さんが熱心に聞くので少し緊張しながらの案内でした。次回は秋にもう一度開催予定です。

写真:一番上は第1回目の時の写真です。
   下は山頂、上州の宮前です。