山の日に真田丸の山、四阿山へ行きませんか。

8月、「山の日」に百名山四阿山はいかがですか。


11日は今年から始まった「山の日」ですね、嬬恋でも山に親しむ企画「四阿山トレッキング」がありますからお奨めです。四阿山は関東と日本海側との分水嶺に聳える独立峰ですが、古くから信仰の山として親しまれました。登拝道となった鳥井峠からの道は往時を偲ばせる山岳古道として今も人気です。かつては峠から山頂まで6kmほどありましたが、最近は村が整備したので山腹に駐車場が出来て半分の約3kmで登れる山になりました。今年発行された山地図の定番、晶文社山と高原地図シリーズ改訂版17「志賀高原」にも便利になったルートが案内されて、訪れる人も増えているようです。

信仰の歴史は古くて、陰陽道が盛んな時代あたりから、南面に位置したルートは四神相応の立地から信仰を集め、熊野信仰の山はやがて修験道として修験者が修養する山になります。さらに戦国時代あたりから白山信仰が入り、真田一族の守護神の山となったのです。特に四阿山は真田氏にとって鬼門の山でしたから篤い信仰をを集めました。そして上州侵攻の拠りどころでもあったのです。
ルート上にある伝説の奇岩「的岩」や天空の湧水と言われる「嬬恋清水」を楽しみながら、登だけではわからない信仰の山を学ぶトレッキングです。解説を不肖私が担当しますのでご一緒にいかがですか。今回はJR吾妻線万座・鹿沢口駅からバスで送迎しますので詳しくは観光商工課(TEL0279・96・1515)までどうぞ。

写真:上、ルート上には花畑があり花の最盛期です。
2番目は山頂直下にある奇跡の湧水で、関東最高地の冷水です。
3番目は晶文社の山地図に載っているルートです。参考に。