広がるジオパーク・ネットワーク活動

ジオパーク全国大会へ行きました。(10/26〜29)





[今年は九州鹿児島の霧島市会場で第6回全国大会。どうやら、これまでのユネスコの支援から「世界遺産」と同じようにユネスコの正式プログラムになりそうだというので一段と活気が出た感じの大会です。
全国からジオの関係者およそ700人が集結して5日間に亘って開かられています。メインはこれからのジオパークが取り組むべき課題(ジオのこれからの在り方、保全、教育のスタンダード化、国立公園との連携、防災、ガイドの在り方など)を9つの分科会に分けての検討会です。私は「ジオパークユニバーサルデザイン」などと言うむずかしい?部会に参加して刺激を受けてきました。霧島のジオも火山活動とその恩恵を見据えていて、浅間山ジオパーク活動にとても参考になりました。
それに、ガイド部会によるガイドの在り方の報告で、☆知識だけではなく物語として伝えること☆その土地ならではのストーリーを自分の言葉で話すことの大切さがありましたが、浅間山ジオパーク(構想)を進める上でガイド部会を立ち上げた私たちにとても新鮮に聞こえました。
また、ジオパークは地域や町の将来のためを考えて首長の皆さんの強い支援を受けながら今、ジオパーク・ネットワーク活動として大きな動きになってきている様子が大会から伝わりました。
ジオパークの中心には地球科学的なものがあるので、多少マニアックな面もあるのですが住民に理解が及ばなければ地域で温度差が出るのも必然です。大会に参加して、あらためて「大地と人と自然のつながりのストーリー」の大切さを学びました。

写真下 奥の高い山は新燃岳1421mです。