浅間高原産馬に乗る北白川宮木像

浅間高原産馬に乗る北白川宮銅像のもとになった木像を訪ねて
千代田区にある銅像北白川宮親王像のもとになった木像が残されていると聞いて見に行きました、資料館でもないところに本当に110余年も過ぎたものがしっかり残っているのか不安でしたが。雪の金精峠を走り、戦場ヶ原を抜け、華厳の滝の先、世界遺産日光の社寺が目的地。天気も良くて平日なので丁度良い混み具合です。東照宮二荒山神社輪王寺など国宝が多くてとても一日では見きれないので、目当ての輪王寺の慈眼堂を探しました。このすぐ近くに像のある建物が見つかりました。近寄ってスリットの間から覗くと、銅像よりはるかに繊細で、迫力を感じました。急いで写真に収めたのが下の写真です。この木像こそ、近代彫刻家新海竹太郎の作品で銅像はこれをもとに4年後に完成したとされています。それにしても、この慈眼堂に到る階段は「延命坂」とあり昔、鎌原にあった延命寺を思わせますし、北白川宮が北軽井沢でもうけた第五王子の名は二荒伯爵と名のっています。・・・・日光、上野寛永寺、浅間牧場そして鬼押出し寛永寺別当院のお堂は北白川宮能久(よしひさ)親王の生涯と深く関わった証です。(写真を見やすくセピアにしました)