浅間山、その後の活動はどうなっているか。

最近の浅間山の活動について

熊本の一連の震災に関心が集まっていますが、梅雨時の異常降雨による災害の不安もまた懸念される季節ですね。私が住んでいるところは常に浅間山の活動も気になるエリアですから、このブログでも折に触れて様子を取り上げてきました。観光も農業も最盛期になりますから「安全な浅間山」で在って欲しいところですが、火口から2kmの範囲内は噴火の影響もあり得る状態、と最近も発表されていますから、観光や農業に影響は及ばない範囲なので噴火があっても落ち着いて対応できる範囲というとこでしょうか。以下NHK NEWS WEBが伝える噴火予知連の浅間山情報を転載します。

浅間山で今月5か月ぶりに火映現象 噴石に警戒を (6月14日 21時34分NHK WEB)より

長野と群馬の県境にある浅間山では今月に入って、夜間に高温の火山ガスなどが雲などに映って赤く見える「火映現象」が5か月ぶりに確認されたほか、引き続き火山性地震の多い状態が続いていて、火山噴火予知連絡会は、引き続き火口から2キロの範囲では大きな噴石に警戒が必要だとしています。
専門家などで作る火山噴火予知連絡会では、14日の定例の会合で浅間山の火山活動について検討しました。それによりますと、浅間山では去年6月にごく小規模な噴火が相次いで以降、噴火は観測されていませんが、火山性地震がやや多い状態が続き、ことし1月からは火山性微動もやや増えています。
また、今月6日以降は、夜間に高温の火山ガスなどが噴煙や雲に映って赤く見える、弱い火映現象が5か月ぶりに観測されたということです。火山ガスの二酸化硫黄の1日当たりの放出量も、ことし2月以降は300トン以下でしたが、今月10日の観測では400トンとなったということです。
火山噴火予知連絡会は、浅間山では引き続き、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒が必要だとする検討結果をまとめました。
火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は記者会見で「地震活動が低いレベルながら続いているので、噴火が遠のいたと判断するのは難しい」と話しています。
気象庁浅間山に引き続き噴火警戒レベル2の火口周辺警報を継続し、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

※写真は今年の春のものです。上の写真は昨秋の浅間山です。