旧暦の4月卯月、卯の花咲いて

  初夏を告げるウツギ咲く




入梅となりましたが、標高の高いここでは6月に入って散歩道にバイカウツギ(梅花空木)が咲き出しました。仲間のガクウツギ、ハコネウツギなど初夏を告げる花がまた巡って来ました。
 
ウツギは万葉の花と言われるほど日本に馴染みの花ですから、唱歌『夏は来ぬ』の冒頭に登場する夏告げ花「卯の花」のイメージがぴったりですし、一緒に出てくる時鳥(ホトトギス)そしてカッコウが一緒に野山に鳴きわる季節となって、緑の深まりとともに初夏の万象です。

それにしても・・・ウツギの花木仲間で、どうしてこんなに違うのかと思ったら、空木と言う文字、樹幹の中が空洞だから「空木」と呼称していたんですね。調べてみるとバイカウツギユキノシタ科に所属して、ガクウツギはアジサイの仲間、ハコネウツギスイカズラ科とそれぞれ所属していました。それから唱歌には卯の花は匂うと謳われているので確かめてみると匂いませんでした。これも調べてみると、やはり匂わないのだそうです。ウツギの花言葉は「信頼」、あやうく信じるところでした。(笑)



写真:上2枚はウツギの代表バイカウツギです。
3枚目は3色ほどの色を付けるハコネウツギ
4枚目と下の写真はガクウツギで花のまわりに衛星のように飾り花を持っています。