山葵から学ぶ?

山葵の生きかた


雪のない1月の山野跋渉。 成人の日の後、近くにある小宿川沿いを散策していたらワサビ(山葵)にたくさん出会った。流れ込む清流に青々としているから目立つが、もう今年の葉、新緑だ。秋に夏の葉が枯れる頃もう新しい葉を準備していて、冬枯れした林から降り注ぐ陽を独り受けて寒い中で葉を伸ばしていた。この先、山葵は花だってほかの植物が葉を開く時にはすでに満開になって、その後ひたすら樹陰で目立たず秋に備えて生きる懸命さが、今一番輝く。
準備を怠らず、寒くても他とは違う自分なりの生き方をする山葵の葵を家紋にする人の戒めを見るようだ。

写真下:観音姿の浅間山、まだ薄いベールで可哀そうです。(1/13)