雪のない雪寒地の正月です

遅くなりましたが・・・
あけまして おめでとうございます
気まぐれなページですが、みなさん今年もよろしくお願いいたします
 (下の写真は1月10日の万座・鹿沢口駅のある風景です。)

さて、今年はホントにめずらしい雪のない年末年始を過ごしました。
雪寒地で雪の無いのも拍子抜けして落ち着かず、私は昨年夏から手掛けてきた浅間山麓の伐採・裁断したままにしてあった薪材の運び出し作業を少しずつおこなって5日に終了するという画期的な(?)年明けです、笑。
ところで、こんな暖かな冬なのに年末年始にかけて薪購入の問い合わせも頂きました。軽井沢や嬬恋村長野原町にかけて薪ストーブを利用する別荘が急増しているからだとも言われ供給が間に合わない状況でしょうか。

薪は高いか!?
このあたりの店頭で買うナラ薪は一束600円〜800円が相場となっています。
シーズンに約200束ほど使うと安くても12万円にもなりますし、良く乾燥した薪を使いたいから薪ストーブを使う人は自前で薪を探すのに苦労するという声もよく聞くところです。 最近は灯油の値段が下がっているから年600ℓ使っても45,000円前後ですから、やはり薪は高いものになりますね。
それでも、温暖化のために化石燃料は使いたくないという人も今は多い。 
効率性や利便性、経済性を求めた高度成長期に山林は見離され荒廃したので、些細ながら私は山の環境保全と称して荒れた山林の伐採をしていて、伐採した樹木の大半は2年以上乾燥させて薪にして譲ることにしているが、今はあまりにも高い薪の価格に躊躇する知人、友人にはごく手頃な値段でお渡ししている。
薪という自然資源を循環的に利用するには伐採管理する人と薪燃料として利用する人の一体性が大事なので、せめて自分が燃やす薪が、どんな山から、いつ、どういうふうに薪になるのか一部始終を共有し、伐採された山の環境に思いを巡らせる一体性があれば需給ももう少し改善するのではないか、と思いながら作業をした正月です。