師走の浅間山

噴煙の多い状況が続いています。



11月末から全面的に白く衣替えした浅間山。6月19日に小噴火してからおよそ半年です。最近やゝ噴煙が少なくなった感じですが、この8日に気象庁が「11月の火山活動について」発表していますから、白根山浅間山の部分を以下抜粋してみます。

草津白根山では、湯釜火口内北東部や北壁及び水釜火口の北から北東側にあたる斜面で熱活動の活発な状態が継続しています。東京工業大学によると北側噴気地帯のガス組成及び湯釜湖水の化学成分にも火山活動の活発化を示す変化が継続しています。湯釜火口から概ね1km の範囲では、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

浅間山では、6月19 日の噴火以降、噴火は観測されていません。
山頂直下のごく浅い所を震源とする体に感じない火山性地震は多い状態が続いています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も多い状態で経過しており、引き続き火山活動はやや活発な状態で経過しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がありますので、山頂火口から概ね2km の範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。(以上は気象庁の発表文です)

 ※ 写真いちばん上の煙が東北東に大きく流れている写真は11月18日朝の様子です。
 ※ 2、3枚目は12月8〜9日の様子です。

 ※ 下の写真は12/10の早朝に見られた朝焼けです。イワシ雲のような巻積雲と朝焼けは昔から天気が崩れていくと言われていて、昼には浅間山の煙も北側に下り・・・夕刻から結構な雨になりました。