アンズとさくらの花まつり

季節の節目を知らせるアンズと桜



冬は雪に覆われる景色と向き合いながらの暮らしが長いから、春に一斉に咲く花を観ると、訪れる季節にワクワクします。
4月5日花曇りの日、車で1時間ほどの所にある千曲市(更埴)の「あんずの里」を歩きました。穏やかな陽気のせいか甘い香りに包まれたような気持ちにさせてくれるが、あまり臭いはわからない。けれど、夏山に出かけるとき最近私が一番嬉しいのは「アンズのシロップ漬け」だから内心、花を観てついつい夏山を連想させてくれる。あと2カ月余りしたら果実もできると考えると、アンズは夏へ季節を繋げてくれる花そのものです。





次に、翌週にあたる12日が予定されていた選挙もなくなって、好天にも誘われて上越最大の桜祭り「高田城百万人観桜会」に出かけました。この日だけでも10万人以上が訪れるというので街は大賑わいだから郊外の高速のインター付近の駐車場からシャトルバスで会場に行きました。高田城公園の桜の本数も見事ですが、それ以上に、暖かい土地の桜と違ってここは、長く雪に閉じ込められてきた地域の解放感や嬉しさのような雰囲気があって「雪国の春」を存分に味わえる桜祭り、って感じがとてもお気に入りです。 雪国の一斉に咲くアンズと桜、住む人達の気持ちも一斉に替わる節目の花まつりです。
※写真上3枚があんずの里です。