日本の生糸を世界のブランドに押し上げた貿易商

きのう28日は貿易記念日だった・・・。
鎖国をしていた江戸幕府アメリカ、イギリス、フランスなど5か国と自由貿易の開始を布告したのが155年前のきのう28日。その貿易港になった横浜が7月1日に開港したが、嬬恋に何の関係があるかと言えば、言葉も文化も習慣も通貨も違う国と商売を成功させた2大功労者のひとり、中居屋重兵衛なる人物こそ嬬恋村(旧中居村)出身で、特に群馬の生糸を世界のブランドにまで押し上げる立役者でもあったから、絹産業世界遺産に湧く群馬の中でも存在感が傑出している。
(右の写真は5代目の幸一さん)

昨日の昼に嬬恋郷土資料館で企画展「中居屋重兵衛」展が始まったのに合わせてミニ講演があったので参加してみたが、中居屋重兵衛顕彰会の安斉氏のお話しが端的でわかりやすかった。重兵衛の功績は二つあると言う。 ①ひとつは火薬の最新技術を開発して各藩に文書で公開するなど我が国の国防に大きな貢献をしたこと ②鎖国後の貿易を先駆け近代化に貢献した功績、その2点が今日的評価だと言う。 波乱万丈の中居屋重兵衛の生涯を知る展示会は11月4日まで嬬恋郷土資料館で開催中なのでお勧めだ。
(下の写真は顕彰会の安斉氏の講演)
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