維持されるレンゲツツジの群落

蓮華ツツジ、今が盛日 (6/28)
鹿沢・湯の丸山の蓮華ツツジの大群落は例年、6月の終わりに咲くのでこの花の後はもう夏の花という気がする。今日は朝の天気予報を見てから、湯の丸山へ急行。
地蔵峠から早足で歩いてコンコン平(群馬はそう呼んでいるが案内はツツジ平)に着くと、まだ満開の蓮華ツツジに出会えた。5年ぶりだから、やぁー、久しぶりだねーって言葉になった。少しピークを過ぎたようだが、まだ数日は楽しめそうです。陽射しも出てきたので気分よくそのまま山頂まで登ってきました。戻ると駐車場は車で一杯でした。
低木であまり日陰を好まないレンゲツツジ(蓮華躑躅)は、そのままにしておくと消滅していく樹木ですが、湯の丸レンゲツツジは天然記念物に指定されていて群馬県嬬恋村が費用をかけて管理し、利用するのは長野県の湯の丸高原側の人が多いと言う不思議な(?)エリアです。
戦後まで、レンゲツツジと言えば浅間高原の六里ヶ原でした。その頃は、草軽電車に乗って沢山の人がツツジ祭りに訪れたと記録に残っています。そしてそのツツジの光景は画家・伊藤深水の版画(下)にもありましたが、今は面影も僅かです。(地名、ツツジケ原の地名が残りました)