花を愛でて、息子を待つ歳月

定年帰農者の村

在職中に良く庭の花を見させて頂いた隣り村のIおばさん。手入れもさることながら花が凛としているのを見るだけで本当に花が好きな様子が伝わってきます。先週、ジャーマンアイリスを見に行って、いつものように声をかけたら、体力の衰えを盛んに気にしていて応答に詰まってしまいました。もう管理しきれないからと言って、たくさんのアイリスの株を分けてくれました。車に積みきれないので、2日後再度伺うと、定年になった息子さんが帰ってきていて、うれしそうにこれから出かけると言いながら、用意しておいた株をまた頂きました。息子さんは広い土地と畑がいっぱいあるけれど、毎日それだけと付き合っていたら飽きてしまう…と言うので、自然ガイドのことや自然の学習会のことなど色々とお話したらすっごく反応してくれました。私の住む地域にも、定年後に戻ってきた家族が3組になりましたが、そういう人たちのサポートもこの村には必要になってきたようです。
ところで、戴いたGアイリスの300株、せっかくだから使っていない田んぼの草を刈って、起耕していただき、早速植えてみました。散歩のときに喜んでいただけると思うと、来年が楽しみです。