新緑、山を駆け上がり中です。

生活に貢献するアオダモ





今年の野山の花もいつもより早い。近くの山では笹の花も咲きだしたが、早いだけで特別という訳でもなさそうだ。
この辺りで良く見かけるアオダモの樹も、昨年花が少なかったから今年は良く花を付けて目立つ。そのアオダモ(青梻)の樹をみて気になっていた小さなことを思い出した。昔、長老がこの木で天秤の棒を作るのが一番いい、と言っていたけれど作っているところを見たことが無いからずっと嘘だとおもっていたが、調べていたらホントウみたいでいまさら驚いた。ついでに保存している天秤を出してみたが良く出来過ぎていて材質はわかりづらい・・・。アオダモは軽井沢あたりでは「イロノキ」というそうだが長老もそんなことを言っていた気がする。

◆ アオダモの青を試す
春から夏にかけてアオダモの樹を水に差すと青くなるので名前の由来だとも言われる。これって本当なのか試してみました。朝の散歩コースにあるアオダモの枝を持ち帰ってコップに入れると・・・なんとインクが染みだすようにすぐに青くなった、濃くはないけれども。30分後に写真に撮ってみたら綺麗なブルー。紫外線を当てると蛍光色となって鮮やかとあったが紫外線ライトが無いのでまた後でやってみたい。ところでこの水、殺菌効果があって下痢や眼の充血、殺菌などに使われた、とありましたからこの水を飲んでみましたがなんの味もしませんでした。
アオダモは野球のバットの材料として需要がある一方で、庭木としての人気も急上昇のため高騰していると言われ、保護・増殖に取り組む団体も多いと聞く。北海道が一大産地ですが嬬恋も栽培の適地なので増やしたい樹木です。

※ 一番上の写真は笹の花です。