馬鈴薯を植える時、立夏

立夏」の樹木たち
GW中の6日は春分夏至の中間の「立夏」でした。嬬恋の高原はよく北海道の旭川周辺の気候に似ていると言われます。立夏は北海道と似て嬬恋でも馬鈴薯(じゃがいも)や豆類の種をまく頃です。この季を境に樹木は一斉に緑を深くして様々な花々も見られるので楽しいシーズンです。いつものウォーキングコース沿いの新芽や花をいくつか撮ってみました。







①最初の写真はウワミズザクラ(上溝桜)の花ですが、桜には全く似ていません。この木の樹幹の肌が桜の木に似ているところから呼ばれるようです。この若い葉を塩漬けにして「杏仁子」を作ると言われますが、この辺りではそんな風習もありません。樹皮は染料にも使われます。
アオダモ(青梻)は山村に身近な樹木です。硬くて強靭だから農具の柄にしたりロープの巻き上げ時にひねり棒として使っていますが、今は野球のバット材に使われ不足する樹木になりました。(70年以上育った木が使われるので) また、この木はは染料にも使われたりして生活に身近な木です。北海道が一大産地なので嬬恋も適地ですね。アオダモは何種類かありますがどの種類か解りません。
③コゴメウツギ(小米空木)は花がお米のように小さくて空木の花に似ていることに由来とあります。小さいけれどしっかりした花はお気にいりです。
④ミツバウツギ(三葉空木)は木一面に花をつけるからこの時だけは目立ちます。この葉を食べる地方もあるようですが、この辺りでは誰も関心ありません。花のあと、果実になった時の形がハート型になるので愛嬌がある低木ですね。
⑤サンショウ(山椒)は嬬恋の野山にたくさんあって、新芽を食用にする人も多いようです。一本植えておくと種がこぼれて毎年増えていきますから繁殖率も良い木ですね。山椒はほかにイヌサンショウと呼ばれる木も多数見られます。黄色く見えるのは花で、後に赤い実になり最後は黒い種子、と色変わりを楽しめます。
⑥はお馴染みのコシアブラです。ウコギ科の三大人気のひとつですね。