耐火物の近代化に貢献した ローセキ山

久しぶりのローセキ山、焼成
深山の山中に忘れ去られたようにひっそりと建っていた2基の焼成炉に驚き、感動したのは10年ほど前だった。地元でも忘れられたような炉は倒木が寄りかかり樹木で覆われていたが、災害や地震にも耐えてなお微動だにせず立ち覆う姿が今も頭に残っている。築60年を迎えようとしている炉を前にようやくその生い立ちと経過を説明し、伝えることができるようになった。地元の人や関係者を訪ねて資料集めに少し長くかかったけれど、多くの人たちが同じ感動、感心する声を聴いて、あらためてその意義と価値をもっと広く伝えて行こうと決意した再会となった。
(現在、周辺整備や樹木の撤去を役場がしてくれていてありがたい。)