天狗伝説、竜神信仰・・・大林山

嬬恋村周辺の山、上山田温泉近くの大林山へ行く。




目まぐるしく変わる天気を眺めながら、チャンスとばかりに16日(月)は上山田温泉を経由して坂上トンネル駐車場からスノーシューで山友と大林山を目指した。周辺には里山のような山が多く、1,333mのこの山が頭ひとつ高い。だからなんといっても北アルプスの北部から妙高あたりの眺望がすばらしいし、上田市の塩田平や長野市善光寺平が望める。
でも、あと僅かな山頂近くが急峻で昨日までの雪が胸までたっぷりあったから裏側まで回り込んで登ると汗が流れた。それだけに山頂の満足感はかなり高い。往路3時間半、帰路1時間の行程。

 
低山ではあるけれど、この山の近くには九頭龍山もあり、古代信州の龍神信仰の山として崇められていたという。また上山田エリアには天狗伝説も多く残っていて、大林山もかつては神秘と信仰の山であったと言われる。こうした信仰はやがて我が村の四阿山にも波及することになるが、山頂からはすぐ東側に四阿山があった。
写真:上2枚目は左が鹿島槍ヶ岳と右が五竜岳、 3枚目は八方尾根と奥が天狗の頭です。