花道を通って尾瀬・至仏山へ

花に飾られた山、尾瀬至仏山に登る (7/6)





尾瀬至仏山が登山解禁された最初の日曜日に「群馬県森の体験ふれあい事業・至仏山に登ろう」に参加、久しぶりの花の至仏山に感激。そこは奇跡の花の山でした。
自然と環境保護のために入山を禁止していた至仏山はこの7月から一方通行の登山道が開いたので、最初の日曜日の好天のせいか、たくさんの入山者がありました。鳩待峠から尾瀬湿原のスタート地点の「山の鼻」に下り、そこからワタスゲの咲く湿原を通っていよいよ至仏山を目指して登って行きます。森林限界を超すといきなりたくさんの花が出迎えてくれた。尾瀬だけにさくオゼソウを初めて見ながらにユキワリソウ、クモマイカリソウ、そして可憐なピンクのアズマギク(上州アズマギク)などが一面に咲いていた。蛇紋岩質の山のせいか、色が濃くて背丈も低いように見える。タカネシオガマの色の濃さも印象深いしハクサンコザクラソウも仲良く咲いている。それだけでは無くて、残雪の残る山にはショウジョウバカマやイワカガミそれにシラネアオイといった平地の春先の花が一緒に咲いているので驚いてしまった。 冬からいきなり初夏が訪れる至仏山、わずか2か月足らずで秋になるのかと思うと「一所懸命」の花のいとなみが勇気を授けてくれる気がしました。
鳩待峠〜山の鼻〜至仏山〜鳩待峠の健脚コースは約8時間の自然満喫満載コースです。



写真の花名 上から
①ジョウシュウアズマギク(上州吾妻菊)
ハクサンイチゲ(白山一華)
ユキワリソウ(雪割草)
④オゼソウ(尾瀬草)
ハクサンコザクラ白山小桜
シラネアオイ(白根葵)
イワナシ(岩梨)
⑧タカネシオガマ(高嶺塩竃