暖房・・・化石燃料か、薪か・・・

高騰する薪の値段
この冬の伐採のシーズンの前に、前シーズンに集積してあった木を薪用サイズに切る作業で汗を流した。健全なナラの木はまだ伐採時の生々しさが残っていてスゴイ。割ってもあと一年で乾くかどうかギリギリだ。もう一カ所貯木してある山の木も早く裁断したいが怪我をしないようにゆっくりする流儀…。
最近、薪ストーブのブームのせいか、薪の問い合わせを時々頂くが、皆さん大概その値段を気にしているようだ。大分値段が上がっているからだ。たとえば軽井沢でも良心的と言われる業者のこの冬の価格を軽トラック満載(約60束程度)で見ると…
■ 松や杉等の針葉樹のみの場合→8,000円
■ 針葉樹と広葉樹の半々の場合→10,000円
■ 広葉樹のみの場合 →   18,000円
■ 針葉樹とナラの半々の場合→18,000円
■ ナラのみの場合 →    35,000円
と言う具合だ。軽井沢だから高いかもしれないが、ほかでも少し安い程度と聞く。CO2削減に効果ある薪ストーブもこれでは普通の人は使いきれないのでは、と心配する価格の高騰。最上とされるナラの薪1束約600円台が最近の相場、さすがに閉口する。
私は、体力作りのためにご自分で薪を割りたいと言う人に丸太状態でその半額くらいで譲っているけれど、冬の適期伐採で2年以上乾燥した良い薪を使って頂きたいと頑なに思っている。
(写真は45㎝サイズに切った丸太状態のナラの木とサクラ)